2009年12月20日

人類補完計画と攻殻機動隊とサイバーナイトと

IT Media Enterprise:日曜日の歴史探検
トーマス・ベアデン――攻殻機動隊における上部構造とは


 監督違うよとか、人形遣いで既にとか、記者に対してツッコミどころはあるものの面白い記事。
ベアデンは精神工学を使って、ホモサピエンスという種のすべての個体の頭脳をリンクさせ、単一の「頭脳」を構成することで、第6段階へと進化できるという仮説を立てます。テクノロジーによって現在のような約65億の断片的な個人意識を集合的意識へとリンケージすることで、それが達成される、さもなければ第 5段階の種は消滅せざるを得ないというのです。ベアデンは、この宇宙にテクノロジーを有する、人類に似通った種が存在しないのも、この理論で説明できるとしています。
 もうパージしちゃったけど、過去にこの Blog で触れた、私が中学生の時に読んだSF小説でも似たような考え方が扱われていました。

 抽象的な概念かつ文庫本2冊を通じて語られた概念なので伝えるのは難しいのですが;
  • 犬猫からしたら人間の存在やその生活って別次元過ぎてワケわかんねー神の領域だよね
  • 仕方ないだろ、文字通り知性のレベルが違うんだから
  • てことは人間より一段上の知性を持ってたら、人からしたら神みたいに感じる?
  • 知性のステージってこと?どんだけ違ったらそんなレベルになんのよ
  • いわゆる下等生物と高等生物の違いって、自分という個体に対して「私」という概念を持つかどうかだと思うんだ
  • あぁ、「自我を持つ」の言い換えだな
  • うん、だったら自我より上の概念、「我々という存在」に対する身体感覚や認識が俺たちより一個上になったら、それって神じゃね?
  • 蟻とは蜂って個体はあるけどコロニーのために生まれて働いて死んでくじゃん。やつらの方が神に近いってか?
  • ちょっと違うな。やつらが神に近いんじゃなくて、そのコロニーこそがやつらにとっての神格的存在なんだよ
  • あー、なんかわかるけどトチ狂って国や民族や信条に殉ずる人間いるじゃん。それって宗教じゃん。その場合の神格的存在って結局一緒じゃね?
  • んー、個は個を超えてないだろ、それに宗教って個からの積み上げだ。でも、蟻や蜂の個体を寄せ集めてもコロニーはできない。蟻や蜂にとっての「我々」って俺たちが想像できないステージの存在だと思うんだよね
  • 難しく言ってるけどサンヨーとパナソニックが合併したら、社員にとって別の「我々」ができるじゃん。普通だよそれ
  • そう、その時のサンヨーやパナソニックという法人にとっての「私」という自我を認知するのが神のレベル
  • わかんねぇよ
  • お前、アメーバに自我を教えられるか?次のステージの存在も、俺たちに語りかける術は持ってないし俺らも認知できるステージにいないんだから仕方ねぇよ
 …うーん、伝わるかなぁ。

 トンデモかも知れないけどこういう中二病臭が漂う世界を真剣に研究している人がいて、攻殻機動隊が描く世界に適度にリアリティある距離感を感じて、そんなに遠くない時代に全然別の世界が人類に広がってくるんじゃないかと妄想するとホント楽しい。

 あぁ、時が見える…。
posted by しまけん at 16:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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